仮面ライダー555

 ん〜忘れないうちにメモ。どこの感想を見ても不満しかないので、まずは良かったところを。なんといっても草加くんのキャラ立ちでしょう。あの卑劣っぷりの演出にはほんとうにしびれました。次にライダーのデザイン、ギミック、サウンドエフェクトが個人的に好みでした。平成ライダーシリーズはどれもデザインがすばらしいのだけど、555は特にツボってたかも。で、悪いところですが、いいだすと正直きりがない。あえてひとつ上げるとするならば、キャラクターの強さ関係がメチャクチャだったところ。草加のカイザって巧が手も出ないほど強かったのに後半は負けたり勝ったり。デルタって最強のベルトという演出をしておきながら、その後、誰がつけても普通の強さだったり。ラッキークローバーのらりった兄ちゃんも普通にやられちゃうし。毎回戦闘シーンを入れないといけないのはわかるけど、あまりにも緊張感の無い戦闘シーンばかりだった気がする。普通は主人公の成長と共に力関係が変わっていくものではないのか?確かに巧はオルフェノクであることに苦悩してその迷いを振り切るというシーンがあったけど、うまく演出につながっていないというのが率直な感想。次第に成長していくという演出がどうも弱くて結果的に盛り上がりに欠けたという気がします。アギトや龍騎の終盤へ向けての盛り上がりとくらべるとどうしても見劣りしていましますね。